昨日より、中国語発音講座が始まってしまいました。
恐ろしいことに、わたしは教える側です。
講座といっても、知り合いの方ふたりに自宅でちょこっと教えるだけなのですが、
多少なりともお金も頂いているし、
何しろおふたりの今後の中国語道もかかっているわけで。最初が肝心です。
ぜひ、中国語を好きになってもらいたい、「中国語は楽しい!」と思ってもらいたいですしね。
責任重大です……。
ネイティヴでもないのに発音? とか思いましたが、意外と教えられるもんですね。
まだ、単母音と子音だけだったから教えるのも割と簡単だったのかもしれないけど。
それにしても。
あの、テキストの発音の説明のわかりにくさ、なんとかならないものでしょうか。
音声学のテキストかなんかをそのまま転用したとしか思えません。
あれじゃあ、独学は難しいわ……。
どなたか、発音をわかりやすく解説したテキストをご存じでしたら、ご紹介ください。
んで。
なにが難しいって、無気音です。
わたしが大学一年ではじめて中国語を習ったとき、無気音についてはあまりうるさく言われなかったので、適当に日本語の濁音で発音してました。
上海に留学してもずっと、日本語の濁音でしゃべってました。
でも、中国語の無気音と、日本語の濁音は発音が違うんですよね。
最近ようやく、わたしは無気音の発音に目覚め、気をつけて発音するようにしています。
(中国語のポップスをよく聴くようになってからかな…?)
…違いますが、日本語濁音で発音してもぜんぜん(あまり)問題ないのもまた事実。
ここが、教えるときに悩むところです。
「中国人もビックリの正しい発音」めざして、徹底的に専門的に教え込むのか。
「使える発音」「通じる発音」を目標とするのか。
まあ、時間の制約がありますしね。それほど厳しくはできないと思います。
さらに、さらに難しかったのが、「ri」の発音。
『「shi」の形で、声帯を震わせる。』
と言う説明ではわかりにくかったらしく。
なんて言えばいいんだ!? とあせりました。
ちなみに、わたしが習ったときは、
り゛ (ひらがなの"り"に濁点です)
で覚えました。
(軽く紹介しましたが、それでもダメでした。)
で、そんなときに言いたくなるのが、
「大丈夫、中国人でもこの発音ができない人いっぱいいますよ」
「山東省済南の人はriの発音がyiになってしまうそうですよ」
(だから、日本人と言うとき、イーベンイェンという発音になるそうな)
「わたしの友達の台湾人はriをziと発音してましたよ」
(だから、日本人と言うとき、ズーベンゼンとなってました)
これらは、中国語習いたての人には禁句です。
のちのち、自然に気づけばいいことです。
わたしも、のちのち勝手に気づいて、
「な―んだ、こんな発音でもいいんだ~♪」
と、どんどん上海にて南方中国語になまっていきました。
ちょっと気を抜くと、"h"(そりじた音)も抜けます。
もう、北京の人とはしゃべれません……。
アル化できないから。
……こんな先生でいいんでしょうか。
とにかく、責任持って誠意もって教えます!
だからがんばりましょうね~!!
中国語の発音で悩んでる皆さんも、この夏、がんばりましょうね!
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かれこれ2週間でしょうか。
ついに切り上げが決定しましたね、中国人民元。
はじめそのニュースを見た時には吹っ飛びました。跳びあがりました。
……だって、「ニュース速報」で、テレビ画面上方にいきなり出るんだもん。
地震のニュースかと思ったら人民元だから、よけい驚いちゃったよ。
「速報」だけあって、
「明日からさっそく切り上げ!!」とか、
「二倍くらい一気に切り上げ!!」とか、
過激なことになるんじゃないかと思い、
(やりかねん。なんせ中国だから。 ←悪い意味じゃないですよ)
軽くパニックを起こして、考えました。
さて、この人民元切り上げ、わたしにはどんな影響が及ぶんだろう。
…まず思ったのが、中国に行くのが高つくようになる。
つまり、中国全体の物価が上がってしまい、あれからこれまで、いままでよりお金がかかるようになる。
……。
「もういちど、黄色い大地に住んでやる!!」というスローガン(?)が心の支えのわたくしにとっては決していいことではないような気がします。
で、中国製の物が高くなる。
身の回りにあふれるメイド・イン・チャイナ。 それらが高くなるのは、まあ日本人全体に影響が及ぶであろうから仕方ないとして、
メイド・イン・中国の、CD、DVD、VCD、書籍等の値段も上がるかも。
……と思い立ち、さっそく、
「いま買わなかったら、人民元が切り上げされてしまったら後悔するであろう4点」
(ビンボーなので絞りました。四つまでです……)
をセレクトし、さっそくネットで注文しました。善は急げといわんばかりに。(善なのか?)
1970年代の石油ショックのとき、「トイレットペーパーがなくなる」と聞いて買いに走った主婦の気持ちです。(…違うがや)
普段から欲しいな~とは思ってたけどイマイチ踏み切れなかったものばかり。
普通の精神状態じゃありませんでしたから。
内訳は書籍2冊、音楽DVD2枚なのですが、
今日、書籍2冊が届きました。
劉若英(レネ・リウ)の『下楼談恋愛』、
(CDじゃないですよ。本です。
あっっ写真集とかでもないですよ。たぶんエッセイです)
それと、『漢語病句辨析』……中国語作文のミスを直す本。あっっまともだ……。
それにしてもRene姐さんのエッセイを買ってしまうなんて。
もしかしてわたし、相当なRene迷なんですか? 自分でも不明。
でも、なかなか文章の才能があると聞いたことはあったんですよね。Reneさん。
知的文芸派女優だし。
原本は台湾出版の繁体字バージョンなのですが、わたしは繁体字判読スピードがえらく遅いので、大陸出版の簡体字版を買いました。
今日ちょこっと読んだんですが、前書きを、かの姚謙さん(台湾バージンレコードの社長さんで、中華圏の大御所作詞家)が書いてらっしゃるのですが、
なかなかにおもしろいエピソードが。
小美はんがからんでいるであろう…ということが、個人的には見逃せなかったです。
あのときはいろいろあったんですね~。
なんだかんだで、Rene姐さんの文章もうまいし、読ませるし、おもしろい1冊なんじゃないでしょうか。
ところどころに、「タレント本かよ!」というのは垣間見えますが。
余白の使い方とかね。
この本については、のちのちアップしていこうかと思います。
(ああ、そう言えばこないだ思いつきで“レネ・リウ映画祭”とかいって全然やってないし、
劉若英カテゴリをつくらなあかんのでは?
いやいやそこまでRene迷じゃありませんよあたしゃ。 たぶん。)
で、話は人民元に戻りますが。
その日はパニックになりましたが、次の日新聞を読むと、
2%程度の切り上げ、今後おいおい実施とのこと。
な~んだ。
でも、人民元切り上げで、中国は、経済はどうなって行くんでしょう。
あきれるほどにわからないので、また勉強してみようと思います。
大ゲサなタイトルですが。
ある台湾明星といっても、江美琪ですが。
小美(江美琪)の声にほれこんで一年ちょっとたちますが、中文サイトやCDジャケットや彼女のMTVを見るにつけ、小美の英語表記は“
Chiang Mei Chi”、中国語でもチャンメイチーなら英語でもチャンメイチー、
(Chiang Mei Chi は、「ウェード式表記」というつづり方らしいです。
大陸で使われている「ピンイン表記」だと“Jiang Mei Qi ” となります。
こういった、中国語人名のローマ字表記については、
こちらのページが詳しいです。)
いままで、小美には、ほかの明星(ステファニー・スンとかビビアン・スーとかエディ・ポンとか)のような、いわゆる「イングリッシュ・ネーム」ってないのだと思っていました。
なんでだろう? なんで同期(?? エルヴァ・シャオとかアンジー・ホウとか)にはイングリッシュネームがあるのに小美にはないのか。
彼女自身もともと持ってないんだろうけど、レコード会社は彼女を国際明星にするつもりはないのか。ドメスティックな活動だけにとどめておくおつもりか?
こんなんで日本に進出なんてしたら、日本の皆さんに名前覚えてもらえんぞ!!
……とひとりで疑心暗鬼してました。
ところがびっくり、そんな小美にも英語名がございました。
その名は
Melody Chiang。
メロディー・チャン。
メロディー……。
ここが証拠でござんす。
あのカバーアルバム《美樂地》(Melody) からとったんでしょうか。
この名前はやっぱり台湾はおろか中華圏では流通してないので、あくまで欧米向けの名前と思われます。
というわけで、ちょっぴりインターナショナル・シンガーなメロディー・チャン。
でも、小美が、いまの台湾エンタメブーム(来ないって)にたまたま引っかかって、
日本のメディアでちょこっと紹介されるようなことが万が一あったとして、
“メロディー・チャン”とか紹介されたらちょっと違和感だな。
響きがかわいいから、この名前ちょっと好きですけどね。
でも、やっぱ小美は小美(シャオメイ)でしょう。
もうシャオメイってかんじですもん。(←ようわからんぞ)
でも、台湾で小美といえば、江美琪ひとりのことを指すわけではないようです。
台湾の若手俳優、賀軍翔(マイク・ハー)のニックネームも小美だそうな。
(蔡健雅の《雙棲動物》のMVで腕にイレズミをしていた彼ですね。←なんてわかりにくい)
男小美と女小美がいるようです。
ややこしいね~。
というわけで、「江美琪の英語名はメロディー・チャンだった!!」
明日から使えるトリビアだと思っていますが、なにしろ驚いてくれる人が身の回りにいません。
やたらマニアックなネタにお付き合いいただきありがとうございました♪
今天热死了,真的受不了.
出去之前,忽然, 我想起有件衣服来了.
那件是去年在上海买的,短袖的Polo衫. 我很喜欢好可爱的那件,去年夏天常常穿过的.
回国后,夏天过去了,我把它放到衣柜里, 后来.......把它忘掉了.
夏天又来了.
今天, 今年的第一次, 我又穿了那件.
还不是. 先试试穿. 穿得了吗?
...啊-! 怎么这么难穿! 怎么了?
穿好了. hmmmm......好像太紧一点. 怎么会呢, 是不是我胖了!?
我不敢承认自己胖了. 可能, 衣服小了一点吧. 呵呵....
......不. 你应该面对现实吧, 不是衣服小了, 而是我胖了一点.
这件衣服, 是给我证明的.
没错, 跟去年夏天的自己相比, 我的体重增加了一点....两点......
不行啊, 年复一年, 我这样慢慢胖下去吗?
不会吧, 不要吧, 不应该吧---!!!!!
好了, 为了留给自己一些尊严, 我开始减肥吧.
不许输给自己噢!! 我会的, 我是会赢的! 加油!!
……なにが言いたいんでしょうね。
まあ、つまり、去年上海で買ったお気に入りのポロシャツがキツキツだったこと、
自分のプライドのためにちょっとは痩せましょうよ、
……ということをなんとなく読み取っていただければ幸いです。
時間かかったわ。 内容はしょもないんですけれどね。
「情景漢語」という中国語教材があります。
本屋ではほとんど売られていませんが、大学や中国語教室の授業なんかでたまにテキストとして使われています。
というか、わたしも大学2,3年のときこのテキストを使っていました。
すごいです。
まず、値段が2600円と高いです。まあ、語学のテキストとしてはめちゃめちゃ高いってほどでもないですが。学生さんには痛かったっす。
で、A4版で、300ページくらいあって、紙質がいいのでめちゃくちゃ重いです。
中文の学生は、辞書やその他テキスト、飲料などと一緒に持ち歩くと、カバンが破けそうでした。肩こり増強マシーンです。
今でこそ電子辞書が軽量化に役立っていますが、数年前の外国文学科の学生さんたちは辞書が重くてみんな肩こりでした。(マユツバ)
値段より重さより、なにより吹っ飛ぶのは、テキストに漢字がないことです。
中国語なのにです。
文章は全部ピンインなのです。
日本人お得意の、「漢字見ただけでなんとなく意味がわかるわ!」ができないので、しっかり予習をして臨まないと、大変な目に遭いました。
ヨーロッパの人達はこうやって中国語を学ぶのでしょうか……。
でも、かえって漢字のありがたさが身にしみてしまいました。きっとこれって逆効果。
ぱらぱらとめくってみせると、友人家族(中国語未習者に限る)に、
「わあ、これ、何語?」
とか訊ねられるのもポイント高し。(そう?)
そして、いちばんすてきなのが。
銀行で、とか、ダンスパーティーで、とか、さまざまなシチュエイションが設定されている各課のさいごに、中国語の散文が載せられているのですが、今度はこれは手書きの中国語です。
手書きは半端ではありません。
超達筆です。
初めは楷書で書かれているのですが、セクションが進むごとに字が流れていきます。
どんどん達筆になります。
最後は読めません。暗号です。
“在”の字が在じゃありません。
中国人の友人に見せると、「こんなのフツウ」とのことだったので、わしら中文の学生さんが勉強不足だったのでしょうが、当時は読める読めんと騒いでいました。
…当時のわたしにとっては画期的なテキストでした。
そのころの中国語会話の授業を担当しておられた中国人老師(J老師)が、そのテキストの達筆中国語散文を書かれたという縁故で、情景漢語を授業で使っていたらしいです。
最後の授業で老師がカミングアウトされました。
老師、そんな理由で……。
そんな理由で、わたしは情景漢語にめぐり合うことができたのでした。
次の年、J老師にかわって、X老師が中国人講師として来られましたが、
「ピンインばっかりで読みにくいんですよね」
と、「情景漢語」のテキストを廃してしまわれ、違うテキストを使うことになりました。
あっ、老師、そんな理由で……。
…たしかに読みにくかったっす。
大学や教室などで使うテキストは、市販されてないぶん、わかりやすくない、妥協のない教材が多いです。(中にはやけにノリノリなものもありますが……)
そんな教材たちが懐かしいなーと思うきょうこの頃。
もいっかい、大学で勉強したいなあ。国内でも海外でも。
…禁句ですけれどね。